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* 第6回   理科 編 * 岸本博和

理科の6回目がやってきました。
ついに受験も終わりました。春の暖かさを感じつつ日々を過ごしておられることと思います。
思う存分羽を伸ばしたいところですが,メリハリをつけた生活は続けましょう。
春になると日照時間もずいぶんと長くなります。あっという間に春分です。体も春をまっていたかのように活動的になります。この機会を生かして,いろんなことにチャレンジしてはいかがでしょうか。

さて,理科の勉強ですが,中学校でも役立つ勉強は続けましょう。
たとえば,実験器具の使い方。こんなものは,小学校から大学まで道具の種類が増えていくだけで基本はまったく同じです。こういう記憶ものは,復習をかねて整理しておくのがいいでしょう。
今回は,化学の実験でよく用いる器具の使い方を復習しておきます。

まずは,メスシリンダーの使い方。
メスシリンダーは,液体の体積をはかる(はかりとる)目盛り付きの容器です。ビーカーよりも正確にはかれます。
ここでは,目盛りの読み方について,いくつか重要なことを書いておきます。

1つ目,目盛りは真横から読み取ります。ガラスに厚みがあるため,真横から見ないと正確に読み取れないのです(図1)。

20110224_123449_3

2つ目,水など液体が壁面に触れている高くなったところではなく,真ん中の最も低くなった液面で読み取ります(因みに,水銀は真ん中の方が盛り上がるので最も高くなったところを読みます)。

3つ目,最小目盛りの1/10の位まで読み取ります。たとえば,最小目盛りが1mLであれば,0.1mLまで読まないといけません。これは定規で長さを測るときも同じです。
図1の場合,12.3mLとなります。
ですから,もし,きっちり目盛り線のところに液面がきていたら,12mLではなく,12.0mLのように読まないといけません。

次に,上皿天秤の使い方。
上皿天秤は,物体の質量をはかる(あるいは物質をはかりとる)器具です。ここで,質量という語を使いましたが,日常的に使っている「重さ」と同じような意味です。ただし,「重さ」は地球上でも場所によって異なるのに対して,質量は変わりません。バネばかりや台ばかりは重さをはかる器具で,天秤は質量をはかる器具です。詳しくは中学校で習います。
さて,ここでは上皿天秤の使い方で,細かすぎて忘れてしまいがちなところを書いておきます。

1つ目,釣り合ったときは,針が目盛りの真ん中に止まったとき,ではないんです。図2のように左右の振れが同じになったときに釣り合った,と判断します。これは多くの人が誤解しているところです。

20110224_123457_3

 

2つ目,分銅の運び方ですが,手でつまむのは論外として,ピンセットでつまむ場合も,より安全に運べるようにするのです。ピンセットが分銅をしっかりとつまんでおらず,皿に上に分銅が滑り落ちると,天秤の腕を支えている刃の部分が破損したりします。これを避けるため,図3のようにするのです。

20110224_123504_4

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なお,なぜ分銅を素手で触ってはいけないか?

これは,分銅が手の汚れや水分で錆びると,分銅の質量が大きくなってしまうからなんです。

今回,メスシリンダーと上皿天秤という2つの器具だけに絞りましたが,理科で使う器具はまだまだたくさんあります。アルコールランプ,顕微鏡,星座早見盤,電流計,電圧計,いくらでもでてきます。新しい器具が出てくるたびに,その使い方をしっかりと頭に入れるくせをつけておきましょう。

今月の話題:
もう3月です。
九州の福岡の様子をお伝えします。
うちの庭では,ウメが咲き始めています。暖かい日には,ミツバチやハナアブが蜜をなめにやってきます。
庭木の下を見てみると,フキのつぼみ「ふきのとう」が膨らんでいます。
集団で越冬していたナナホシテントウが日向を歩き回っていました。
でも,植木鉢の裏側にくっついているモンシロチョウのさなぎは,まだまだ羽化の気配はありません。
部屋の中にいるスミナガシというチョウとオオミズアオというガのさなぎたちもまだ,目覚めないようです。
近くの池のカモのような冬鳥たちは,そろそろ北帰行を始めます。それに代わって,ツバメやカッコウのような夏鳥たちが南の地域から日本を目指して飛んできます。
都会では,すでにコウモリが明かりのまわりを飛び始めました。
少しずつ春がやってきています。
でも,油断大敵です。
暖かい日が続いたあとには,寒い日がやってきます。
また,スギ花粉のあとはヒノキ花粉もやってきます。
さらに,中国大陸から黄砂もやってくることででしょう。
うきうきしすぎる心を少しだけ引き締めた生活を送ってください。

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