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2011年1月

* 第5回   社会 編 *  早瀬律子

受験生の皆さん、こんにちは。

このところ一気に気温が下がり、外気の冷たさが身にしみますね。

この時期は、風邪などひかないように、健康管理を万全にして

元気に乗り切って下さい。

外から帰ったら「きちんと手を洗い、丁寧にうがいをする」という

何気ない日常習慣でも風邪の予防対策になります。

「ちょっと今日は疲れたかな~」と思った時、「喉が痛いな~」と

思った時にはカップにハチミツをたっぷりと入れてお湯に溶かし

そこにレモンを絞って飲むと疲れがとれますよ。

お試し下さいね!

さあ、今日は入試本番が迫っている受験生の方に「公民」の分野において

絶対におさえておいて欲しいポイントをお伝えしようと思います。

この分野も多方面からの学習が必要になりますが、中でも絶対に

フォーカスしておいて欲しいのが「憲法」です。

特に「大日本帝国憲法」と「日本国憲法」の違いについての問いは

入試問題に頻出していますので、バッチリと学習しておいて下さい。

麻布中学校の平成20年度では、「大日本帝国憲法の内容」と

「日本国憲法の内容」はどのような点で違うのですか?という記述形式の

問題が出題されています。

その他の中学校でも、このポイントについてはさまざまな角度から

内容を問い、多くの設問に組み込まれていますのでぜひ注目して

おきましょう。

それでは、具体的に「大日本帝国憲法」と「日本国憲法」の差について

何を頭にインプットしておけばいいのかをお伝えします!

<ここだけはおさえておきましょう!>

①それぞれの性格 

②主権について

③国会について

④内閣について

⑤裁判所について

⑥戦争について

⑦国民の権利について

⑧国民の義務について

この①~⑧は必ず覚えておいて下さい。

それでは、それぞれの①~⑧までを説明します。

まずは、「大日本帝国憲法」からいってみましょう。

①欽定憲法である。(君主が定める憲法)

②主権は天皇である。

③天皇に協賛する機関。

 衆議院議員は、直接選挙だが貴族院議員は天皇の任命や

 華族がお互いの中から選挙をして選び出す。

④天皇の政治を助ける機関。

 大臣は個別に天皇に責任を持つ。

⑤天皇の名において裁判をする。

 司法権にも一部の制限がある。

⑥天皇が軍を統帥する。

 国民は兵役の義務がある。

⑦法律の範囲内で自由権を保障する。

⑧兵役の義務と納税の義務がある。

さあ、それでは「日本国憲法」にいってみましょう。

①民定憲法である。(国民が定める憲法)

②国民主権である。

 天皇は、日本国、国民統合の象徴である。

③国権の最高機関であり、唯一の立法機関である。

 議員は国民の直接選挙で決まる。

④国会に対して連帯責任がある。

⑤司法権は独立している。

 違憲立法審査権がある。

⑥戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認が

 定められている。

⑦自由権、生存権を基本的人権として尊重している。

⑧勤労の義務、納税の義務、

 子どもに教育を受けさせる義務がある。

「大日本帝国憲法」と「日本国憲法」とは本当に大きな違いが

ありますね。

明治維新によって成立した明治政府に対して「自由民権運動」が

おこりました。活発に運動を展開した人たちが、

民主主義と人権を求めて、憲法制定の運動を展開しました。

その声に押されて政府は憲法制定を約束しましたが、

政府だけで秘密裏につくって、天皇の名前で憲法を発布したのです。

ですから、上記した①~⑧のような性格を持つ憲法だった

わけですね。

一方、「日本国憲法」は、GHQが各政党や市民たちの手で

つくられていたさまざまな憲法改正草案を参考にして

新しい憲法草案をつくり政府に示しました。

これをもとにして新しい議会の審議を経て施行されたのです。

この2つの憲法が施行された時代背景や大きな歴史のうねりを

含めてきちんと特徴をとらえられていると、どんな方向から質問を

切り込まれても大丈夫です!

ぜひ、しっかりと頭に知識を定着させておきましょう!

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