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2010年9月

* 第3回   国語 編 * 早瀬律子

受験生の皆さん、こんにちは。

国語担当の早瀬律子です。

皆さん、いつもご訪問ありがとうございます。

第三回の国語も、一緒に楽しく学習をしていきましょう!

秋になり、最近では気温もグッと下がってきました。

不安定な気候が続いていますが、皆さん体調管理を万全にして

元気に学習を継続していって下さいね!

さて、今日は入試問題に頻出する「助動詞」について学習していきます。

「助動詞」についての文法問題は、なぜかあらゆる学校が毎年出題して

います。

ですから、「助動詞」は、品詞の中で、もっとも重要な品詞です。

そこで今日は、「助動詞」の主に、“文末表現”の学習をしていきます。

文には、主語と述語があるのは皆さんご存じですよね?

でも、これだけでは文を書いたり、何かを話したりするときに

人の気持ちを的確に表すことができません。

その文章やその話の文末に「助動詞」を付け加えることによって

より的確にその感情を伝えることができるのです。

今の説明だけでは、きっと漠然としていて理解することが難しいのでは

ないかと思いますので、さっそく実際に例文を挙げて

「助動詞」の“文末表現”の種類を説明していきましょう。

これは、できればすべて覚えて下さい。

そうすれば、入試問題の「助動詞」の“文末表現”に関する

文法問題は必ずスラスラ解けます!

①使役 (他のものに動作をさせる、つまり、「やらせる」という含みがある)

例文: 妹に本を取りに行かせる

     弟に窓を開けさせる

②受け身(他のものから動作をうける、つまり、「やられる」という含みがある)

例文: オオカミにおそわれる

    テストの答案を弟に見られる

③尊敬 (人を敬う気持ち)

例文: 先生が教室に入られる

     田中さんが話される

④自発 (ひとりでに何かが起こる。自然に生まれた気持ち)

例文: 父のことが思い出される

     9回のエラーがおしまれる

⑤可能 (~することができる)

例文: このきのこは食べられる

⑥断定 (はっきりと言い切る)

例文: ぼくは男

     これはぼくが通っている大学です

⑦推量 (「たぶん・・・だろう」という含みのある表現)

例文: あの人はおそらく陽子さんのお姉さんだろう

     明日は晴れよう

⑧打ち消し (・・・ではない、と打ち消す)

例文: 私はそこには行かない

     二度と失敗は繰り返さない

⑨希望 (何かを望む)

例文: 早く学校へ行きたい

    海外旅行をしたい

⑩過去 (過ぎ去ったこと、昔のことを表す)

例文: 昭和は終わっ

     私がまちがっていまし

⑪伝聞 (他の人から聞いたことを表す)

例文: 明日、テストがあるそうだ

    テレビの天気予報によると雨が降るそうだ

⑫禁止 (禁ずることを表す)

例文: ろうかを走る

     大声を出す

いかがでしたか。

「助動詞」の文末表現で覚えておきたい種類は以上です。

ここでお伝えしたこの①~⑫のポイントを重点的に学習して下さい。

これらの「助動詞の働き」と「文章の中での使い方」をしっかり理解して

おくと、入試問題で出題される「助動詞の意味」や「用法」の設問には

きちんと対応できますよ。

ぜひ、繰り返し読んで学習して下さいね!

      

 

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* 第2回   社会 編 * 早瀬律子

受験生の皆さん、こんにちは。   さあ、 第2回めの社会です。

今回も、一緒に楽しく学習しましょうね。

担当は私、早瀬律子です。

このところだんだんと涼しくなってまいりましたね。

今年は本当に酷暑でしたから、皆さんも秋がずっと待ち遠しかったのでは

ないでしょうか。

秋といえば、「食欲の秋!」ということで今日は日本人の食生活に

フォーカスして社会の学習をしていきたいと思います。

社会の学習というと、皆さん「暗記科目」というイメージがあるかと思いますが

社会で学ぶ知識というのは、実は私たちの生活に密着したことばかりなのです。

私たちの食生活も時代と共に大きく変化していますが、それは日本の歴史と

深い関わりがあります。

日本人の現在の主食である米作りは、大陸から伝わり、弥生時代中期には

日本の広い範囲で行われるようになりました。

               ↓

江戸時代には、米は幕府の重要な財源となり、米を年貢として納めてしまう

一般の農民は、米を主食とすることができず、「麦」「ひえ」「あわ」「そば」

その他、いも類を食べて生活をしていました。

最近では、「雑穀米」というのは「美容と健康にいい!」ということで

特に女性の間で大人気ですよね。

江戸時代では、貧しい農民が米を食べれないので仕方なく食べていた

「ひえ」とか「あわ」を私たちは喜んで食べているのですから、本当に

時代の流れって面白いと思います。

              ↓

明治時代以降は、国をあげて、灌漑(かんがい)や水田の整備、

品種の改良などに取り組み、多くの費用と労力を費やしてきました。

              ↓

第二次世界大戦後は、米の生産が需要を上回り、ほとんどの人が

米を主食とすることができるようになりました。

また、食生活も欧米化が進み、特にパンや、肉類、乳製品の消費が

増大していきます。

                ↓

現在では、小麦、大豆をはじめ、魚介類や野菜、果物にいたるまで

日本で消費される食料品の多くが世界各国から輸入されています。

たしかに、私たちの食生活は豊かになりましたよね。

でも、それに伴って、輸入される食料品の種類も多くなり、日本で今

自給できるものは、米、卵、牛乳くらいのもので、食料自給率はきわめて

低いのです。

しょう油、みそ、豆腐の原料となる大豆は、ほとんどがアメリカ合衆国からの

輸入です。

牛肉は、オーストラリアからの輸入が多いですよね。

エビは、インドネシア、インド、ベトナム、中国、タイなどからたくさん輸入されて

います。

また、食後の飲み物なども、中国産のウーロン茶、インド産の紅茶、

ブラジル産のコーヒーなど、本当に多くの国から日本は輸入しているのです。

最近では、「純和食」を好む日本人も少なくなってきています。

中華風、フランス風、イタリア風、ドイツ風などのいろいろな料理方法が

伝わってきて、皆さんのご家庭でも、麻婆豆腐やパスタなど、バラエティーに

富んだ食事を楽しんでいらっしゃるのではないかと思います。

それから栽培技術や冷凍、冷蔵などの保存方法が進歩し、交通機関の

発達もあり、かつてはその季節しか食べられなかったものが1年中

食べられるようになってきました。

これは、喜ばしいことでもありますが、「季節感」というものは本当に

なくなってきていますね。

受験生の皆さんは、お母さまと一緒に食料の買い出しに行くと、

その野菜の産地や、その食料品の輸入している国などがよくわかりますよ。

ぜひ親子で楽しんでみて下さい!

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* 第2回   理科 編 * 岸本博和

理科の回がやってきました。
今回は,理科の中でも苦手とする人の多い「力の問題」を取り上げます。ただ,今回1回だけでは終わり切りませんので,バネと浮力の話は次回にします。

というわけで,てこ,輪軸(りんじく),滑車(かっしゃ)についてお話しします。

1.てこ
回転運動を扱う問題の基本はてこです。てこがわかれば輪軸と滑車もわかるようになります。
てこでは,支点,力点,作用点とありますが,肝心なのは支点の場所です。支点を中心にして,右に回そうとする力と左に回そうとする力を考えます(図1)。

1_2図1

赤で表しているのは左に回そうとする力と支点からの距離で,青で表しているのは右に回そうとする力と支点からの距離です。
てこが釣り合っているとき,A×a=B×bがなり立ちます。
このA×aを左回りの力のモーメント,B×bを右回りの力のモーメントといいます。
さらに,支点はA+Bで支えないといけないこともわかります。
例で考えてみましょう。

2図2

図2のxを出す場合,
30×10=x×15
と考えて,x=20(g)と計算できるのです。
そして支点は,
y=30+20=50(g)
を支えないといけないこともわかります。

では,図3はどうでしょうか。

3図3

y×10=20×25 ←15cmではない! 支点からの距離なので,10+15=25(cm)です。
y=50(g)
z=50-20=30(g)
となります。
実は,図2のてことまったく同じものなのです。支点を左端にかえてみただけです。

もう図4はおわかりでしょうから,説明は省きます。

4図4

このように,釣り合っているてこでは,支点の位置をどこにとっても左回りの力のモーメントと右回りの力のモーメントとが等しくなります。
では,例題を解いてみましょう。

[例題]
次の図で棒が水平に釣り合っているとき,x,y のあたいを出せ。
5

[解き方]
6
図のように考えると,
x×70=140×30
となり,x=60(g)
y=140-60=80(g)
となります。

2.輪軸
輪軸が単独で出題されることはまれで,たいていはてこや次の滑車と組み合わされています。このような場合,見た目が複雑で,どこから手を付けていいかわからなくなってしまいます。そんなとき,図5のように輪軸をてこに置きかえるのです。

7_2図5
x=20(g)となります。

さらに輪軸の場合,おもりの移動距離が問われることもあります。
そのときには図6のように相似な(=同形の)直角三角形を書き込んで考えてください。

8_2図6
たとえば,右の20gのおもりを60cm持ち上げるためには,左のひもを何cm引き下げればいいか? と問われた場合,
20:30=x:60,または,
20:x=30:60
という具合に相似比を使って,x=40(cm)と出すことができます。

3.滑車
滑車には定滑車と動滑車があります。

9_5図7
10_4図8
定滑車は,回転軸で固定されているため滑車自身が上下することはありません。
真ん中に支点のあるてこと考えるとわかりやすいですね(図7)。
動滑車は,名前の通り,滑車自身が上下に動きます。
固定されている左端をてこの支点として考えるといいでしょう(図8)。
または,図9のように2本のひもで支えている,と考えることもできます。


いかがでしたか。
ここでは簡単なものしか扱っていませんが,基本をしっかりと押さえておけば,どんなてこ,輪軸,滑車の問題も解くことができるはずです。

今月の話題:
月齢:15日が上弦の月,秋分の日の23日が満月,10月1日が下弦の月,8日が新月です。

天気図:台風9号がやってきました。大丈夫でしたか? 同心円状の等圧線が特徴的です。天気図や雲の動き,よく見ておいてください。

秋の七草:春の七草に比べてなじみが薄いのですが,いろんなところにちょこちょこ顔を出します。「萩の花,尾花葛花,撫子の花,女郎花また藤袴,朝貌の花」(万葉集,山上憶良)
・萩の花:ハギ。
・尾花:ススキのようです。花の咲く様子が尾のようだからでしょうか。
・葛花:クズ。今,さかりです。甘い香りをただよわせています。根から葛粉をとります。
・撫子の花:ナデシコ。
・女郎花:オミナエシ
・藤袴:フジバカマ。薄紫色の花を付けるキク科の植物です。アサギマダラというチョウが此花を訪れることで有名です。
・朝貌の花:アサガオではなく,キキョウとの説が有力です。

鳴く虫:カンタンがルルルルルルルル…と盛んに鳴いています。
13「クズの葉で鳴くカンタン」
樹上ではアオマツムシがリューリューリュー…と鳴いています。たくさんいるとやかましいくらいです。20100910_125956「葉で休むアオマツムシ♀」
エンマコオロギも地面で鳴いています。涼しくなると昼間に鳴くようになります。夜,寒すぎて鳴けないのです。

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* 第2回   算数 編 * 鍵本聡

こんにちは、鍵本です。
9月に入り、朝晩が少しずつ涼しくなってきました。
日中はまだまだ暑いですが、秋の気配が感じられますね。
秋と冬が大好きな僕は、この時期が一番ワクワクします。

さて、今日のお題は「計算でも場合分けをしよう」ってお話です。

次の計算をみなさんならどういうふうにしますか?

(1) 15×45=?
(2) 15×48=?
(3) 15×49=?

全部同じようなかけ算ですから、同じようにかけ算を筆算でするという人もいるでしょう。
でも僕なら次のように解きます。

まず(1)は、45=15×3 なので、元の式は

15×45
=15×15×3

となります。ここで、先週覚えた 15×15=225 をそのまま使えますので、

15×45
=15×15×3
=225×3    ←ここは暗記してるのでさっと出ます
=675      ←ここで初めてかけ算

という感じです。15×15さえ見抜けば、さっと計算できますね。

(2)はどうしましょう? これは(5の倍数)×(偶数)の計算法を使ってみましょう。
偶数というのは必ず「2×○」にできるので、この2だけを先に(5の倍数)にかけ算するのです。すなわち、

15×48
=15×2×24
=30×24   ←15×2を先に計算
=720     ←3×24も覚えてたらすぐにでる

となります。これなら暗算でもさっとできそうですね。

最後の(3)です。これは 49=50-1 であることを使うのがラクそうです。

15×49
=15×(50-1)
=15×50-15   ←展開 A×(B-C)=A×B-A×C
=750-15     ←15×50も覚えていればすぐ
=735

というわけです。

こんなふうに、(1)と(2)と(3)で計算方法を変えることを「場合分け」と呼びます。

こんなふうに場合分けを小学校のころから心がけている人と、
まったく場合分けをせずにすべて筆算(あるいは珠算)でやってしまう人を比べてみると、
もしかすると小学校、中学校ぐらいまでは差がつかないのに、
高校数学になって場合分けが何度も出てくると、大きな差になってしまいます。
高校数学では「場合分け」が重要な要素になってくるので、ここで初めて場合分けをする人と、
普段から場合分けをしている人では、すでに差がついているというわけです。

いや、決して筆算を否定しているわけではありません。
むしろ筆算は非常に重要なのです。
上にあげたようないいやり方がない場合は筆算が不可欠ですし、
いいやり方があったとしても、筆算をしないといけない場合は多いものです。
ですから筆算で計算間違いをしないように、確実に計算できる実力は重要です。

でも、上のようないいやり方があるのであれば、ぜひ場合分けに慣れてほしいのです。
できれば、上のような計算問題も、いいやり方と筆算の両方を試して、
答えが一致することを確かめるようにするのがベストです。

なんでも同じやり方をしようとするのは、数学だけではなく、人生でも損をすることが多いものです。
ときには場合分けをしないといけないのに、間違えてしまうことだってあるかもしれません。

場合分けをするために、計算式を見ただけで答えを出してしまう能力については、
次回以降に改めて詳しくご紹介します。

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