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* 第1回   社会 編 * 早瀬律子

受験生の皆さん、こんにちは。

この度、このブログにおきまして「社会」を担当させて頂くことになりました、早瀬です。

今年は残暑も厳しいですが、皆さん夏バテの方は大丈夫でしょうか。

体調管理をしっかりとして、元気にこの残暑を乗り切って下さいね!

さあ、今日は、歴史の学習についてのアドヴァイスをしたいと思います。

歴史の学習では、年号や事件を時代ごとに暗記することはもちろん大切なことです。

しかし、これを一つの事実だけ断片的に切り取って

「・・・・年 ・・・・・・・・が起こる」というような覚え方をしてもそれをずっと記憶にとどめておくのは難しいと思います。

また、このような覚え方に終始してしまうと、テストの時に、ちょっとひねった問題が出てしまうと解答しきれないということになります。

では、どのように覚えていけばいいのでしょうか?

歴史というのは常に動いて流れていくものです。

その流れをしっかりとすべてを総合的にとらえて覚えていくことです。

人は、類人猿から狩猟や採集の生活を経て農耕生活を始め、その中で共同生活を行うようになりました。

集団ができると強い人と弱い人、また食料の蓄えの多い者と蓄えの少ない者、あるいはまったく蓄えのない者、といったように身分の差が必然的にでてきます。

身分の差がでてくるとその集団のリーダーが決まります。

さらに生活を続けていくうちに人間同士は当然いろいろな利権を争うようになり、その争いの結果、勝ったものがまた新しいリーダーとして出現します。

リーダーが物理的に歳をとり高齢になればその力は失われ、そしてまたその集団の中に新しいリーダーが登場します。

集団で生活すれば、いろいろな決まりごとをつくらなければ秩序が保てず生活に混乱をきたします。

そこで今でいう法律のような「ルール」ができます。

法律ができれば、自ずと制度ができます。

このように人間の歴史は流れていくのです。

ですから歴史を学習する時には、この流れを総括的につかんでいくと一つ一つの出来事も記憶として定着しやすいのです。

今ご説明したことを簡単に図式化してみます。

ある時代の社会生活(既成のリーダーが司る政治、経済、制度、文化)

 ↓

問題発生(主に利権をめぐる問題)

争いが起きる(戦争)←今の時代は選挙での戦いですね!

 ↓

戦いの結果で新しいリーダーが出現する

 ↓

リーダーが変われば政治が変わる

 ↓

政治が変われば制度が変わる

 ↓

政治と制度が変われば経済が変わる

 ↓

政治と制度と経済が変われば文化が変わる

このように一つの事実はさまざまな背景と結びついています。

歴史の一つの事実を断片的にそれだけで覚えていても記憶にそれを残していくのは難しいのですが、上記したような流れが総括的に頭に入っていれば逆に忘れなくなります。

歴史の動きには理由があります。

その理由をきちんと把握した上で一つ一つの事実をその時代背景とリンクさせて結びつけていきながら丁寧に年号や事件を記憶させていくのです。

これを現在の私たちの社会生活に置き換えても同じことがいえます。

麻生内閣→鳩山内閣→菅内閣の流れの中では、やはり政治、制度、経済が微妙に変化しています。

そして、その流れに即した形で文化が生まれていきます。

「下流」とか「おたく」といった言葉は、まさに今の時代の社会的背景と結びついているのです。

ぜひ、その時代ごとの総括的な流れを把握しながら丁寧に一つ一つの事実を記憶させていって下さいね!

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