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* 第1回   理科 編 * 岸本博和

夏休み,お盆も過ぎましたが,皆さんいかがお過ごしでしょうか? 理科担当の岸本博和です。夏ばてなどしていませんか? 夏は,冷房に当たりすぎず,適度に暑さを受け止めて生活する方がいいようです。そして水分もしっかりと摂りましょう。

では,さっそくですが,残りの夏休み,理科では何をしたらいいのでしょうか?
夏休みは1日を長く使える期間です。ですから,こま切れの時間でできること=「記憶もの」よりも,まとまった時間を必要とすること=「理解もの」や「計算もの」を済ませてしまう方がいいでしょう。科目でいうと,記憶に頼るところが大きい「生物」と「地学」よりは,計算や理解に頼るところが大きい「物理」や「化学」を優先して解いていく,という感じです(もちろん,地学でも天体の動きなどは計算と理解に頼るところが大きいですし,物理や化学でも道具や物質の名前など覚えなければならないものもあります。あくまでも全体的な話です)。

とはいっても,せっかくの夏休み,夏にしかみられない生き物を観察したり,現象を経験したりすることができるチャンスでもあります。これを逃す手はありません。理科では実際に見たり触ったりした方が楽しいのです。楽しんでいるうちに記憶に残るのです。
「太陽と影の動き」,「星座早見盤を用いた星座や夏の大三角の観察」,「新聞に載っている天気図や雲画像による台風の動きの観察」,「カブトムシやアゲハチョウの飼育と観察」,「近所の家のヘチマやゴーヤの花の観察」などなど,いろんなことがらを経験できます。

「アゲハチョウの就眠」20100726_181024

「ショウリョウバッタの♀」20100808_182127

ところで受験生といえども気分転換は必要です。家ではエアコンの効いた部屋で勉強机に向かったまま,また,塾以外の目的で外に出て行くこともない,というのでは,これから半年続く受験勉強に耐えられなくなります。
そこで丸一日かけて博物館,動物園,植物園にも行ってみましょう。この時期,昆虫関連の企画が多いですね。岸本もこの時期が楽しみなのです。プラネタリウムもいいですね。植物園なんかもおすすめです。だらだら歩いて時間を費やすのではなく,おもしろいものを見つけながら,館内をめぐりましょう。
でも,勉強しに行く,と気合いを入れなくてもいいでしょう,気分転換ですから。レポートも夏休みの宿題用に書きたければ書く,という程度です。たった一日,興味のあるものをじっくりと見るだけでも観察力と集中力が鍛えられます。
単に興味を持ったものは受験に直結しない知識かもしれません。しかし,観察力と集中力が鍛えられることで,理科の実験・考察問題に対する適応力が増し,出題者の意図や実験の目的がわかるようになります。ぜひ,実践してみてください。

今月の話題:
ペルセウス座流星群:そろそろ終わりかけですが,まだ真夜中の北東の空に見えます。

月齢:17日が上弦の月,25日が満月,9月2日が下弦の月です。およそ1週間で半月から満月,満月から半月にかわっていくことを実感できます。時刻と月の位置を体得できると,なおいいでしょう。

天気図:太平洋にある大きな高気圧(小笠原気団)が梅雨前線を押し上げています。台風は今年はまだ少ないようですが,8月後半から9月にかけて天気図上に見られるかも知れません。気象衛星の雲画像と見比べるとおもしろいですね。

セミ:種類によって,鳴く時期と時間帯が異なっています。岸本の住んでいる地域では,朝夕の涼しい時間帯にはヒグラシのカナカナカナ…,暑い日の午前中にはクマゼミのシャーシャーシャー…という声が聞かれます。

「アブラゼミの羽化」20100728_214836

その他の虫:昼間はキリギリスのチョン,ギーーーース,草陰ではササキリのシリシリシリシリ…,夜にはクツワムシのガチャガチャガチャ…,カンタンのルルルルルル…という声が聞かれます。まだ,まん丸いかわいい顔のエンマコオロギは幼虫ですので鳴いていません。まだ秋の虫,という雰囲気ではないですね。

「キリギリスの♀とエンマコオロギの幼虫」20100720_170431

花火:先ほど見てきました。打ち上げているところから近かったため,花火が開いた直後に「ド~ン」と聞こえてきました。1秒もかからなかったので,349m(気温30℃として)よりも近いところで打ち上げられていた,ということがわかります(実際は,そのときの風向と風速にも影響されますのであくまでも音速の計算の練習,といった程度です)。

「花火」20100816_204854

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コメント

昨日あたりから福岡では
エンマコオロギのコロコロリーーー
という声が聞かれるようになりました。
職場からの帰宅の途中では,
マツムシのチンチロリン,
ハヤシノウマオイのズィーーチョ,ズィーーチョ,
街中では街路樹で
アオマツムシがリューリューリューリュー
と鳴いていました。

まだまだ暑いのですが,秋の気配がこんなところで感じられますね。

現代生活では季節感がなくなりつつあります。
季節の移ろいを感じるセンスを意識して磨き上げてください。

投稿: 岸本博和 | 2010年8月19日 (木) 21時47分

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