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2010年8月

* 第2回   国語 編 * 早瀬律子

受験生の皆さん、こんにちは。

第2回、国語の学習指導を担当致します早瀬律子です。

実は最近、「詩」の読み方を教えて下さい!というリクエストが多いんです。

中学入試においては、あまり「詩」というジャンルは出題されないので、

そのためか大手進学塾などでは、「詩」についての授業時間が少ないと思います。

でも、必ず毎年出題する中学校もあるんですよね。

そういう学校を第一志望校としている受験生にとっては、「詩」の読み取り方は

必須です。ぜひしっかりと基本をおさえて頂きたいと思います。

まず、以下の「詩」に関する知識を覚えて下さい。

次の3つがあります。

①定型詩・・・これは、一定の音数の繰り返しによってリズム感を持たせ

        読者に伝えたいことを強く印象にのこるように表現したものです。

        だいたい、五音か七音 になっていることが多いです。

②自由詩・・・これは、音の数は決まっていません。

        自由な音数でつくられた詩です。

        現代の詩は、ほとんどが自由詩になっています。

③散文詩・・・これは、普通の文章と同じように見える詩です。

        文章が形の上からだけ見ると普通の文章とまったく変わらない

                のですが、内容的には詩の表現と感動を持つものです。

それから、詩で使われる言葉には2種類あります。

①文語詩

   現在ではまったく使われていないような昔の言葉によって書かれた詩です。

②口語詩

   私たちが日常生活で使っているような言葉によって書かれた詩です。

また、詩を「内容で区別する」と、3つのジャンルに分かれます。

①叙事詩

   歴史や伝説などを人に語り継ぐような感じで書かれた詩です。

②叙景詩

   自然の景色の美しさを表現している詩です。

③叙情詩

   作者の気持ちや感動したことを表現した詩です。

     

そして、「詩」の読み方ですが、

これは、先ほどの、①叙事詩 ②叙景詩 ③叙情詩 

それぞれの詩によって読み取り方が違いますので、そのコツを覚えて下さい。

まずは、①叙事詩です。

   これは、ある物語や、伝説、それから今までさまざまなことが起こった

   歴史について書かれています。

   ですから、その物語は、「どういう出来事が起こり、それによって

   どんな展開になったのか」というストーリーをしっかりと把握しましょう。

   また、歴史について書かれている場合は、「どんなことが起こったのか」という

   ことをしっかりとつかみましょう。

次に ②叙景詩です。

   これは景色の美しさが書かれているのですが、ところどころ作者の

   感動している気持ちなどが表現されている場合があります。

   ぜひ、そこを読み取るようにして下さい。

最後に③叙情詩です。

    これは、作者の気持ちが中心に書かれている詩です。

    その時に作者は「どのように感じ」、「どんなことを考えていたのか」を

    しっかりと読み取って下さい。

「詩」というのは、日常生活や自然の美しさなど、そうしたものから感じた

作者の気持ちを表現したものですが、その形式や書き方、言葉の使い方は、

それぞれの作者によって違います。

今お伝えした基本をおさえて、「詩」に託されている作者の意図を

きちんとつかむようにして下さいね!

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* 第1回   社会 編 * 早瀬律子

受験生の皆さん、こんにちは。

この度、このブログにおきまして「社会」を担当させて頂くことになりました、早瀬です。

今年は残暑も厳しいですが、皆さん夏バテの方は大丈夫でしょうか。

体調管理をしっかりとして、元気にこの残暑を乗り切って下さいね!

さあ、今日は、歴史の学習についてのアドヴァイスをしたいと思います。

歴史の学習では、年号や事件を時代ごとに暗記することはもちろん大切なことです。

しかし、これを一つの事実だけ断片的に切り取って

「・・・・年 ・・・・・・・・が起こる」というような覚え方をしてもそれをずっと記憶にとどめておくのは難しいと思います。

また、このような覚え方に終始してしまうと、テストの時に、ちょっとひねった問題が出てしまうと解答しきれないということになります。

では、どのように覚えていけばいいのでしょうか?

歴史というのは常に動いて流れていくものです。

その流れをしっかりとすべてを総合的にとらえて覚えていくことです。

人は、類人猿から狩猟や採集の生活を経て農耕生活を始め、その中で共同生活を行うようになりました。

集団ができると強い人と弱い人、また食料の蓄えの多い者と蓄えの少ない者、あるいはまったく蓄えのない者、といったように身分の差が必然的にでてきます。

身分の差がでてくるとその集団のリーダーが決まります。

さらに生活を続けていくうちに人間同士は当然いろいろな利権を争うようになり、その争いの結果、勝ったものがまた新しいリーダーとして出現します。

リーダーが物理的に歳をとり高齢になればその力は失われ、そしてまたその集団の中に新しいリーダーが登場します。

集団で生活すれば、いろいろな決まりごとをつくらなければ秩序が保てず生活に混乱をきたします。

そこで今でいう法律のような「ルール」ができます。

法律ができれば、自ずと制度ができます。

このように人間の歴史は流れていくのです。

ですから歴史を学習する時には、この流れを総括的につかんでいくと一つ一つの出来事も記憶として定着しやすいのです。

今ご説明したことを簡単に図式化してみます。

ある時代の社会生活(既成のリーダーが司る政治、経済、制度、文化)

 ↓

問題発生(主に利権をめぐる問題)

争いが起きる(戦争)←今の時代は選挙での戦いですね!

 ↓

戦いの結果で新しいリーダーが出現する

 ↓

リーダーが変われば政治が変わる

 ↓

政治が変われば制度が変わる

 ↓

政治と制度が変われば経済が変わる

 ↓

政治と制度と経済が変われば文化が変わる

このように一つの事実はさまざまな背景と結びついています。

歴史の一つの事実を断片的にそれだけで覚えていても記憶にそれを残していくのは難しいのですが、上記したような流れが総括的に頭に入っていれば逆に忘れなくなります。

歴史の動きには理由があります。

その理由をきちんと把握した上で一つ一つの事実をその時代背景とリンクさせて結びつけていきながら丁寧に年号や事件を記憶させていくのです。

これを現在の私たちの社会生活に置き換えても同じことがいえます。

麻生内閣→鳩山内閣→菅内閣の流れの中では、やはり政治、制度、経済が微妙に変化しています。

そして、その流れに即した形で文化が生まれていきます。

「下流」とか「おたく」といった言葉は、まさに今の時代の社会的背景と結びついているのです。

ぜひ、その時代ごとの総括的な流れを把握しながら丁寧に一つ一つの事実を記憶させていって下さいね!

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* 第1回   理科 編 * 岸本博和

夏休み,お盆も過ぎましたが,皆さんいかがお過ごしでしょうか? 理科担当の岸本博和です。夏ばてなどしていませんか? 夏は,冷房に当たりすぎず,適度に暑さを受け止めて生活する方がいいようです。そして水分もしっかりと摂りましょう。

では,さっそくですが,残りの夏休み,理科では何をしたらいいのでしょうか?
夏休みは1日を長く使える期間です。ですから,こま切れの時間でできること=「記憶もの」よりも,まとまった時間を必要とすること=「理解もの」や「計算もの」を済ませてしまう方がいいでしょう。科目でいうと,記憶に頼るところが大きい「生物」と「地学」よりは,計算や理解に頼るところが大きい「物理」や「化学」を優先して解いていく,という感じです(もちろん,地学でも天体の動きなどは計算と理解に頼るところが大きいですし,物理や化学でも道具や物質の名前など覚えなければならないものもあります。あくまでも全体的な話です)。

とはいっても,せっかくの夏休み,夏にしかみられない生き物を観察したり,現象を経験したりすることができるチャンスでもあります。これを逃す手はありません。理科では実際に見たり触ったりした方が楽しいのです。楽しんでいるうちに記憶に残るのです。
「太陽と影の動き」,「星座早見盤を用いた星座や夏の大三角の観察」,「新聞に載っている天気図や雲画像による台風の動きの観察」,「カブトムシやアゲハチョウの飼育と観察」,「近所の家のヘチマやゴーヤの花の観察」などなど,いろんなことがらを経験できます。

「アゲハチョウの就眠」20100726_181024

「ショウリョウバッタの♀」20100808_182127

ところで受験生といえども気分転換は必要です。家ではエアコンの効いた部屋で勉強机に向かったまま,また,塾以外の目的で外に出て行くこともない,というのでは,これから半年続く受験勉強に耐えられなくなります。
そこで丸一日かけて博物館,動物園,植物園にも行ってみましょう。この時期,昆虫関連の企画が多いですね。岸本もこの時期が楽しみなのです。プラネタリウムもいいですね。植物園なんかもおすすめです。だらだら歩いて時間を費やすのではなく,おもしろいものを見つけながら,館内をめぐりましょう。
でも,勉強しに行く,と気合いを入れなくてもいいでしょう,気分転換ですから。レポートも夏休みの宿題用に書きたければ書く,という程度です。たった一日,興味のあるものをじっくりと見るだけでも観察力と集中力が鍛えられます。
単に興味を持ったものは受験に直結しない知識かもしれません。しかし,観察力と集中力が鍛えられることで,理科の実験・考察問題に対する適応力が増し,出題者の意図や実験の目的がわかるようになります。ぜひ,実践してみてください。

今月の話題:
ペルセウス座流星群:そろそろ終わりかけですが,まだ真夜中の北東の空に見えます。

月齢:17日が上弦の月,25日が満月,9月2日が下弦の月です。およそ1週間で半月から満月,満月から半月にかわっていくことを実感できます。時刻と月の位置を体得できると,なおいいでしょう。

天気図:太平洋にある大きな高気圧(小笠原気団)が梅雨前線を押し上げています。台風は今年はまだ少ないようですが,8月後半から9月にかけて天気図上に見られるかも知れません。気象衛星の雲画像と見比べるとおもしろいですね。

セミ:種類によって,鳴く時期と時間帯が異なっています。岸本の住んでいる地域では,朝夕の涼しい時間帯にはヒグラシのカナカナカナ…,暑い日の午前中にはクマゼミのシャーシャーシャー…という声が聞かれます。

「アブラゼミの羽化」20100728_214836

その他の虫:昼間はキリギリスのチョン,ギーーーース,草陰ではササキリのシリシリシリシリ…,夜にはクツワムシのガチャガチャガチャ…,カンタンのルルルルルル…という声が聞かれます。まだ,まん丸いかわいい顔のエンマコオロギは幼虫ですので鳴いていません。まだ秋の虫,という雰囲気ではないですね。

「キリギリスの♀とエンマコオロギの幼虫」20100720_170431

花火:先ほど見てきました。打ち上げているところから近かったため,花火が開いた直後に「ド~ン」と聞こえてきました。1秒もかからなかったので,349m(気温30℃として)よりも近いところで打ち上げられていた,ということがわかります(実際は,そのときの風向と風速にも影響されますのであくまでも音速の計算の練習,といった程度です)。

「花火」20100816_204854

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* 第1回   算数 編 * 鍵本聡

こんにちは、鍵本です。
早瀬先生のキュートなお話で幕を開けたこのリレーブログですが、
まあ、しょっぱなからいきなり「計算をしましょう!」なんていうのも、
どうかと思いますので、まずは「計算力ってなんやねん?」ってところから。
今日のお題は「実は計算では暗記が重要」ってお話です。

みなさん次の計算をさっとやってみてください。
それぞれ何秒かかりますか?

(1) 9×9=?
(2)11×11=?
(3)21×21=?

どうでしょう。おそらく多くの人が

(1)は1秒、
(2)は人によっては1秒、人によっては10秒ぐらい
(3)は多くの人が10秒ぐらい

かかったのではないでしょうか?

でも、考えてみたら(1)と(2)と(3)の違いってなんなんでしょう?

(1)は「九九(くく)」を覚えていたら、頭を働かせなくてもすぐに出てきます。だから1秒。
(2)はしょっちゅう出てくるので、答えを覚えている人も多いはず。その人は1秒。
   そうじゃない人は筆算をしたりして苦戦した人も多いでしょう。その人は10秒とかもっとかかったかも。
(3)は、まあこの答えを覚えている人はいないでしょう。そう考えると、10秒以上かかった人がほとんどかな、と。

すなわち、同じかけ算なのに、数字によって計算速度が全然変わってくるのです。

そう考えると、多くの計算結果を暗記している人は、計算速度が格段に速い、ということが言えます。
そして、計算結果を暗記していれば、計算間違いの可能性も非常に低くなるのです。

でも、すべての計算結果を覚えるのは効率が悪いと言えます。

じゃあ、どんな計算結果を覚えておけばいいのでしょう?

一言でいうと、出現頻度の高い計算結果を覚えておくといい、ということになります。
そこで、今回は次の計算結果を暗記してしまいましょう。

○2乗(同じ値どうしのかけ算)

11×11=121
12×12=144
13×13=169
14×14=196
15×15=225
16×16=256

この6つは意外とよく使います。

○3乗

2×2×2=8
3×3×3=27
4×4×4=64
5×5×5=125
6×6×6=216
7×7×7=343
8×8×8=512
9×9×9=729
10×10×10=1000

3乗なんて覚えなくてもすぐ計算できるとか思ってたら、高校ぐらいになって差がついてしまいます。

○2の累乗

2×2=4
2×2×2=8
2×2×2×2=16
2×2×2×2×2=32
2×2×2×2×2×2=64
2×2×2×2×2×2×2=128
2×2×2×2×2×2×2×2=256
2×2×2×2×2×2×2×2×2=512
2×2×2×2×2×2×2×2×2×2=1024

すなわち、2を10回かけたもの(2の10乗)は1024です。

○3の累乗

3×3=9
3×3×3=27
3×3×3×3=81
3×3×3×3×3=243
3×3×3×3×3×3=729

○5の累乗

5×5=25
5×5×5=125
5×5×5×5=625

これらの計算の効率の良い覚え方は、簡単です。
バスの中とか電車の中で、頭の中で何度も暗算してみてください。
すぐに覚えてしまいますよ!

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* 第1回   国語 編 * 早瀬律子

さあ、中学受験生の皆さん、
今日から私たちと一緒に学習をしましょう!

楽しく、そして着実に知識を習得できるようにお役に立てる学習指導内容をお届けします。

今日は、記念すべき第1回目。

担当は私、早瀬律子が本日、国語の学習指導をさせて頂きます。

今日は指示語の学習をしましょう。

受験生の皆さんは、「指示語がどういうものか」おわかりですよね。

「指示語」とは、“文章の中のある内容を指し示す言葉”です。

    代表的なのが、
   「これ」「それ」「あれ」「どれ」
   「こんな」「そのような」「どの」などという言葉です。

今日は、読解問題における「指示語の内容」を答える問題の解き方について説明します。

指示語というのは、たいていの場合、すでに一度以上出てきた言葉やことがらの代わりに使われている言葉です。

ですから、指示語の内容は、問題文の中で、その指示語よりも前にある確率が高いのです。

  

したがって、“指示語の前の部分を探す”というのが解き方の原則です。

しかし、例外もありますので、注意しましょう。

 なぜならば、ごくたま~にですが、

“指示語の後の部分に書かれている”ケースもあるからです。

ですから、指示語の内容を答える時には、

  ①まず、指示語の前をよく読む。
   そして、そこの部分で指示語の内容にあたると思われるものを探す。

  ②万が一、前の部分になかった場合は、指示語の後ろの部分をよく読む。
   そして、そこの部分で指示語の内容にあたると思われるものを探す。

そして、答えが見つかったら、最後の仕上げです。

  ③探し出した答えを必ず指示語の代わりにあてはめてみて
   おかしい内容にならないかどうかを確かめる。

指示語の内容としてふさわしければ、きちんと文章の意味が通るはずです。

指示語の内容を問われている時には、この方法でぜひ解いてみて下さいね!

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