* 第7回   算数 編 * 鍵本聡

こんにちは、鍵本です。本当にご無沙汰してしまい恐縮です。
急に飛び込んできた新刊の仕事など、非常に多忙にしてしまいました。

さて、今回も前回に引き続き、強力なかけ算の手法「和差積」を考えていきます。
次のかけ算をさっとしてみてください。

42×19=?

一瞬クラクラっと来そうなかけ算ですが、実はよく見ると前回紹介した和差積が使えます。
どういうことかというと、

42=2×21

というふうにバラしてやれば、21×19の部分が和差積の形になっているというわけです。

42×19
=(2×21)×19
=2×(21×19)
=2×(20+1)×(20-1)
=2×(400-1)
=800-2
=798

となります。

和差積がそのまま使える計算式はある程度限られますが、
実はこのように、少し変形すれば和差積の形になっている計算は結構多いのです。

もう1問やってみましょう。次の計算を和差積の形に変形してから計算してみてください。

52×17=?

そのままやってもすぐに暗算できそうではありますが、
あえて和差積の形に「持ち込む」(自分の計算しやすい形に変形すること)練習を
することで、計算視力がさらに強化されます。

52=2×26

ですが、この2を17にかけ算するのです。

52×17
=(2×26)×17
=26×(2×17)
=26×34
=(30-4)×(30+4)
=900-16
=884

というわけです。まあ、この問題なら、普通に暗算した方が早いかもしれませんが、
あくまで計算視力を強くする練習だと割り切っていただければと思います。


同様の練習問題を以下にあげておきます。次の計算をさっとやってみてください。

62×29=?
126×57=?

どうですか? うまくできましたか?
答えは1798と7182です。

和差積を使う計算を見つけ出せば、暗算が無理そうなかけ算も意外とさっと計算できます。
よく練習してみてくださいね。

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* 第7回   国語 編 *   早瀬律子

受験生の皆さん、こんにちは。

国語担当の早瀬です。

ここのところ東京は晴れたと思ったら雨が降り、また晴れる・・・というような

不安定なお天気です。

お天気によってその日ごとの気温の上下が激しくなっています。

こういうときは油断をすると体調をこわしやすいですので、どうか皆さん

体調管理は万全にお願いします!

さて、今回の国語は、「副詞」の学習をしましょう。

入試問題で出題される文法の設問を分析すると、圧倒的に「副詞」の

頻出度は高いです。ぜひ、しっかりおさえておいて下さい。

そもそも「副詞」というのは、他の言葉(主に、動詞、形容詞、形容動詞)を

修飾することを専門とする語です。

就職して、動作、作用の状態を詳しくわかるようにしたり、物事の性質や

状態の程度をわかりやすく表したりします。

例えば、いくつかの例文を挙げてみましょう。

①まるで綿菓子のような雲が空に浮かんでいる。

 この文章の「副詞」は何かわかりますか?

 これは、呼応している「副詞」です。

 「まるで・・・・・のような」という表現です。

②雷がゴロゴロ鳴った。

 この文章の「副詞」は何かわかりますか?

 「鳴った」という言葉に注目しましょう。

 「鳴る」という動詞を修飾しているのは「ゴロゴロ」という

 言葉ですね。この「ゴロゴロ」は、どのように鳴ったかという状態を

 詳しく説明しているのです。

③おじいさんが、ゆっくり歩いている。

 この文章の「副詞」は何かわかりますか?

 「歩いている」という言葉に注目しましょう。

 「歩く」という動詞を修飾しているのは「ゆっくり」という言葉ですね。

 この「ゆっくり」という言葉は、どのように歩いているのか、という

 動作を詳しく説明しているのです。

先ほど、「副詞」は、主に動詞、形容詞、形容動詞を修飾すると

ご説明しました。しかし、この3つの言葉だけではなく、まれに

同じ品詞の“副詞”も修飾する場合がありますので、その使い方を

覚えておいて下さい。

④ぼくは、先生にもっとゆっくり文章を読みなさいと言われた。

 この文章の「副詞」は何かわかりますか?

 この文には、副詞が2つありますよ。

 「もっと」と「ゆっくり」という言葉です。

 「もっと」は、「ゆっくり」という言葉を修飾しています。

 つまり、どれくらい「ゆっくり」なのか、ということを詳しく説明しているのです。

このように、副詞の役割は、程度や状態を詳しく説明することです。

入試問題では、長文読解の問題文に空欄があり、その空欄に挿入するのに

ふさわしい「副詞」を選択させる形式の設問が多いですね。

その場合は、

①まず、どの言葉を修飾しているのかを考えます。

②次に、文章の前文、後文をよく読んで、その文脈からどのような

 修飾する言葉が一番適切かを判断します。

この手順を守って解答して下さい。

「副詞」の文法問題は、解き方のコツさえつかめば確実に点数が取れる

ものです。

ぜひ、今日お伝えした知識を念頭において解くようにして下さいね!

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* 第6回   社会 編 * 早瀬律子

受験生の皆さん、お母さまこんにちは。

いよいよ5月に入り、新緑の薫る季節になりましたね。

春がやてきたと思ったら、日本は東北地方太平洋沖地震により、

たいへんな事態になってしまいました。

この地震によりお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げると共に、

被災地の方々へ謹んでお見舞いを申し上げます。

現在は、災害復旧活動に携わっている方々をはじめ、日本中の人々が

再生を願って、募金や日常生活での節電など、力を合わせています。

ささやかではあっても、きっとこうした一人一人の努力が実を結ぶことを信じます。

今週からまたご一緒に学習をしていきましょう。宜しくお願い致します。

今日は、歴史の学習方法のちょっとしたヒントをお伝え致します。

歴史を学ぶにあたっては、範囲が広いこともあり、なかなか時代の流れを

記憶に残していくことが困難だと思います。

そこで、これは一つの提案なのですが、歴史を総復習する時に、

「私たちの暮らしが大きく変化した」開国の時期からずっと現在に至るまでを

先におさらいすると記憶に残しやすいです。

なぜかと言いますと、鎖国以前の日本というのは私たちにとって、

あまり身近に感じられることが少ないから記憶に残しづらいのです。

ですので、先に開国から現在までの歴史をよく理解してから、今度は

「逆に鎖国以前の日本はどうだったのか」を学習していくと理解が

深めやすいのです。

私たちが、現在、洋服を着て、今のような好みの髪型にして、

食生活が豊かになったのはすべて開国したからに他なりません。

もし、ペリーが来航せずに鎖国をしたままだったとしたら今の日本は一体

どうなっていたと思いますか?

ちょっと想像がつきませんね。

しかし、ペリーが来航し、開国を求めたことで日本は激動の時代に入ります。

日米和親条約、それに続く日米修好通商条約を結び、世界の国々と

貿易を行うことでさまざまな文化が入り込んできます。

この時期、尊王攘夷の動きによる倒幕勢力の結集、

また薩長同盟が結ばれた後の大政奉還など、政治的、経済的に

大きな変動がありました。

徳川慶喜が生還を返すと、天皇を中心とする新しい政府がつくられました。

廃藩置県により、府・県が置かれたのもこうした流れがあったからです。

こう考えていくと、明治維新と文明開化は私たちの現在の生活のベースを

作り上げた大事な時期ですよね。

私たちの日本文化がどのように変化していったのか、食生活一つを取り上げても

この時代が大きな影響を及ぼしていることがわかります。

美味しいお肉やいろいろな種類の野菜なども鎖国をしていたら食べられなかった

かもしれません。

歴史は、単に暗記しようとすると実につまらない学習になってしまいますが、

私たちの今を作り上げてきた長い、長い時間の積み重ねなのです。

もし、歴史の学習がつまらないと感じたら私たちの今現在の生活と

少しずつ結びつけて歴史をとらえていくと、また違った角度から面白く

学ぶことができます。

ぜひお試し下さいね!

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* 第6回   理科 編 * 岸本博和

理科の6回目がやってきました。
ついに受験も終わりました。春の暖かさを感じつつ日々を過ごしておられることと思います。
思う存分羽を伸ばしたいところですが,メリハリをつけた生活は続けましょう。
春になると日照時間もずいぶんと長くなります。あっという間に春分です。体も春をまっていたかのように活動的になります。この機会を生かして,いろんなことにチャレンジしてはいかがでしょうか。

さて,理科の勉強ですが,中学校でも役立つ勉強は続けましょう。
たとえば,実験器具の使い方。こんなものは,小学校から大学まで道具の種類が増えていくだけで基本はまったく同じです。こういう記憶ものは,復習をかねて整理しておくのがいいでしょう。
今回は,化学の実験でよく用いる器具の使い方を復習しておきます。

まずは,メスシリンダーの使い方。
メスシリンダーは,液体の体積をはかる(はかりとる)目盛り付きの容器です。ビーカーよりも正確にはかれます。
ここでは,目盛りの読み方について,いくつか重要なことを書いておきます。

1つ目,目盛りは真横から読み取ります。ガラスに厚みがあるため,真横から見ないと正確に読み取れないのです(図1)。

20110224_123449_3

2つ目,水など液体が壁面に触れている高くなったところではなく,真ん中の最も低くなった液面で読み取ります(因みに,水銀は真ん中の方が盛り上がるので最も高くなったところを読みます)。

3つ目,最小目盛りの1/10の位まで読み取ります。たとえば,最小目盛りが1mLであれば,0.1mLまで読まないといけません。これは定規で長さを測るときも同じです。
図1の場合,12.3mLとなります。
ですから,もし,きっちり目盛り線のところに液面がきていたら,12mLではなく,12.0mLのように読まないといけません。

次に,上皿天秤の使い方。
上皿天秤は,物体の質量をはかる(あるいは物質をはかりとる)器具です。ここで,質量という語を使いましたが,日常的に使っている「重さ」と同じような意味です。ただし,「重さ」は地球上でも場所によって異なるのに対して,質量は変わりません。バネばかりや台ばかりは重さをはかる器具で,天秤は質量をはかる器具です。詳しくは中学校で習います。
さて,ここでは上皿天秤の使い方で,細かすぎて忘れてしまいがちなところを書いておきます。

1つ目,釣り合ったときは,針が目盛りの真ん中に止まったとき,ではないんです。図2のように左右の振れが同じになったときに釣り合った,と判断します。これは多くの人が誤解しているところです。

20110224_123457_3

 

2つ目,分銅の運び方ですが,手でつまむのは論外として,ピンセットでつまむ場合も,より安全に運べるようにするのです。ピンセットが分銅をしっかりとつまんでおらず,皿に上に分銅が滑り落ちると,天秤の腕を支えている刃の部分が破損したりします。これを避けるため,図3のようにするのです。

20110224_123504_4

20110224_123511_3

 

なお,なぜ分銅を素手で触ってはいけないか?

これは,分銅が手の汚れや水分で錆びると,分銅の質量が大きくなってしまうからなんです。

今回,メスシリンダーと上皿天秤という2つの器具だけに絞りましたが,理科で使う器具はまだまだたくさんあります。アルコールランプ,顕微鏡,星座早見盤,電流計,電圧計,いくらでもでてきます。新しい器具が出てくるたびに,その使い方をしっかりと頭に入れるくせをつけておきましょう。

今月の話題:
もう3月です。
九州の福岡の様子をお伝えします。
うちの庭では,ウメが咲き始めています。暖かい日には,ミツバチやハナアブが蜜をなめにやってきます。
庭木の下を見てみると,フキのつぼみ「ふきのとう」が膨らんでいます。
集団で越冬していたナナホシテントウが日向を歩き回っていました。
でも,植木鉢の裏側にくっついているモンシロチョウのさなぎは,まだまだ羽化の気配はありません。
部屋の中にいるスミナガシというチョウとオオミズアオというガのさなぎたちもまだ,目覚めないようです。
近くの池のカモのような冬鳥たちは,そろそろ北帰行を始めます。それに代わって,ツバメやカッコウのような夏鳥たちが南の地域から日本を目指して飛んできます。
都会では,すでにコウモリが明かりのまわりを飛び始めました。
少しずつ春がやってきています。
でも,油断大敵です。
暖かい日が続いたあとには,寒い日がやってきます。
また,スギ花粉のあとはヒノキ花粉もやってきます。
さらに,中国大陸から黄砂もやってくることででしょう。
うきうきしすぎる心を少しだけ引き締めた生活を送ってください。

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* 第6回   算数 編 * 鍵本聡

こんにちは、鍵本です。早くも2月ですね。
この間までお年賀状がどうとか紅白歌合戦がどうとか言ってたのに、
もう早くも新学期の話で話題が持ちきりですね。
中学校の受験が終わって、ほっとしているご家族の皆さんも多いのではないでしょうか。

さて、今回は計算視力を強くする別の強力なかけ算の手法、「和差積」についてです。
次のかけ算をさっとしてみてください。

48×52=?

こんなときに、普通に筆算をしても悪くはないのですが、あることに気づくととても便利な手法があるのです。
それは、中学校でも習う展開・因数分解の公式、

A×A-B×B=(A+B)(A-B)  …(※)

を用いるのです。この公式を「和差積」と呼んでいます。

この公式を簡単にかけ算に適用できる形があります。
それは、かけ算をする2つの数の平均がきれいな数(すなわち、2乗しやすい数)であることです。

48×52の場合、48と52の平均(すなわち真ん中の数)は50です。

48 49 50 51 52 53 …
---+-----+-----+-----+-----+-----+-----+

普通に48と52を足し算して2で割ってもいいのですが、上のように数直線で考えると、
48と22の真ん中が50であることはすぐにわかりますね。

このときに(※)の式でAの値を50、Bの値をそこからの差2とおいて、

52×48
=(50+2)×(50-2)
=50×50-2×2
=2500-4
=2396

という感じでスラスラと計算できるのです。このときに、あまち硬く考えずに、

平均の2乗-平均からの差の2乗

と覚えてしまいましょう。


同じように練習問題を以下にあげておきます。次の計算をさっとやってみてください。

67×73=?
112×88=?

どうですか? うまくできましたか?
答えは4891と9856です。
次回からも当分和差積を使う計算を紹介するので、
まずは基本をしっかり身につけてしまってくださいね。

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* 第6回   国語 編 *  早瀬律子

受験生の皆さん、こんにちは。

国語担当の早瀬です。

立春をむかえ、昨日の東京の最高気温は14度でした。

今年は平年に比べて気温が高かったですね。

そろそろ梅の花が咲き、春の兆しを感じさせてくれる時期に入ります。

新学年になるタイミングというのは、自分の目標に向けて

学習計画なども立てやすいですよね。

しっかりと、そして着実に前進していきましょう!

さあ、今日は多くの読者のリクエストにお応えして、

「論説文」についての解説を致します。

元来、「論説文」というのは、大学入試で出題されるのが主流でした。

それが、今は中学入試でもほとんどの学校が出題するようになりました。

こうした説明的文章の読解問題は、論理的思考力を試されるもので

文章に登場してくる語彙も馴染みのないものが多いですし、文章自体も

難解なものが多いです。

でも、入試に出題される以上は、きちんとした対策を立てて学習をして

いかなければなりません。

今日は、「論説文」を読解するときにお役に立ついくつかのポイントを

お伝えしましょう。

まず、そもそも「論説文」というのはどんなことが書かれているのかといえば、

「ある事実についての説明」とそれについての「筆者の意見」です。

ですから、文章を読む時には、

①事実の内容

②筆者の意見

この2つだけをおさえて読むようにして下さい。

そして、文章構成です。これは、主に3つです。

①序論・・・書き出しの部分です。

      これから述べようとする問題を提示したり、提示する理由を

      明らかにして、読者にこれからの文章の方向性を示します。

②本論・・・詳しい説明が書かれています。

      具体的な例を挙げたり、その事実を取り上げた理由などを

      丁寧に述べていきます。

③結論・・・筆者の意見や今までの事実のまとめが書かれています。

さあ、ここからが大事なポイントなのですが、

「論説文」では、文章の内容をしっかりと理解するために

段落の展開に注目する必要があります。

段落のつながりを考えながら筆者の主張をとらえることが大切です。

なぜなら、読解問題における設問では、必ずと言っていいほど

「筆者の主張」の部分について問われるからです。

皆さん、まずは次の4つのパターンを念頭に入れて下さい。

①話題にしている内容を何度も繰り返す「繰り返し型」

②前の段落の終わりの部分の言葉やフレーズを

 意図的に次の段落の初めにもってくる「しりとり型」

③初めに出てきた話題の具体的な例を次の段落で

  展開していく「例示型」

④初めに出てきた事実とは反対の事実を意図的に取り上げて

 詳しく説明していく「対向型」

この4つのどのパターンで話題が展開されていくかを見極めると

文章の要点をとらえるときに役立ちます。

また、「筆者の重要な意見」はどこらへんに書かれているのかという

ことを知る手がかりをつかむために次の接続詞に注目しながら

読むようにして下さい。

筆者の主張は、下記の接続詞と密接に結びついて述べられている

ことが多いです。

①「だから」の後

②「また」の前後

③「なぜなら」の前

④「さて」の後

⑤「あるいは」の前後

⑥「例えば」の前

⑦「ただし」の前

⑧「つまり」の前後

⑨「しかし」「ところが」などの逆接の接続詞の後

  (特にここは、重要ポイントです)

このように、「論説文」の読解問題に取り組む際には

ただ漠然と文章を読んでいくよりも、文章の構成を理解し

「どこにどんな事実が説明されているのか」

「筆者の意見はどんなことが述べられているのか」ということを

正確にキャッチしていくと、文中から「答えのヒント」をスムーズに

探してそこを根拠に解答することができます。

「論説文」を読解するときの参考にして頂ければ幸いです。

これから季節の変わり目になります。

どうか受験生の皆さん、くれぐれもお身体に気をつけて

頑張って下さいね!

      

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* 第5回   社会 編 *  早瀬律子

受験生の皆さん、こんにちは。

このところ一気に気温が下がり、外気の冷たさが身にしみますね。

この時期は、風邪などひかないように、健康管理を万全にして

元気に乗り切って下さい。

外から帰ったら「きちんと手を洗い、丁寧にうがいをする」という

何気ない日常習慣でも風邪の予防対策になります。

「ちょっと今日は疲れたかな~」と思った時、「喉が痛いな~」と

思った時にはカップにハチミツをたっぷりと入れてお湯に溶かし

そこにレモンを絞って飲むと疲れがとれますよ。

お試し下さいね!

さあ、今日は入試本番が迫っている受験生の方に「公民」の分野において

絶対におさえておいて欲しいポイントをお伝えしようと思います。

この分野も多方面からの学習が必要になりますが、中でも絶対に

フォーカスしておいて欲しいのが「憲法」です。

特に「大日本帝国憲法」と「日本国憲法」の違いについての問いは

入試問題に頻出していますので、バッチリと学習しておいて下さい。

麻布中学校の平成20年度では、「大日本帝国憲法の内容」と

「日本国憲法の内容」はどのような点で違うのですか?という記述形式の

問題が出題されています。

その他の中学校でも、このポイントについてはさまざまな角度から

内容を問い、多くの設問に組み込まれていますのでぜひ注目して

おきましょう。

それでは、具体的に「大日本帝国憲法」と「日本国憲法」の差について

何を頭にインプットしておけばいいのかをお伝えします!

<ここだけはおさえておきましょう!>

①それぞれの性格 

②主権について

③国会について

④内閣について

⑤裁判所について

⑥戦争について

⑦国民の権利について

⑧国民の義務について

この①~⑧は必ず覚えておいて下さい。

それでは、それぞれの①~⑧までを説明します。

まずは、「大日本帝国憲法」からいってみましょう。

①欽定憲法である。(君主が定める憲法)

②主権は天皇である。

③天皇に協賛する機関。

 衆議院議員は、直接選挙だが貴族院議員は天皇の任命や

 華族がお互いの中から選挙をして選び出す。

④天皇の政治を助ける機関。

 大臣は個別に天皇に責任を持つ。

⑤天皇の名において裁判をする。

 司法権にも一部の制限がある。

⑥天皇が軍を統帥する。

 国民は兵役の義務がある。

⑦法律の範囲内で自由権を保障する。

⑧兵役の義務と納税の義務がある。

さあ、それでは「日本国憲法」にいってみましょう。

①民定憲法である。(国民が定める憲法)

②国民主権である。

 天皇は、日本国、国民統合の象徴である。

③国権の最高機関であり、唯一の立法機関である。

 議員は国民の直接選挙で決まる。

④国会に対して連帯責任がある。

⑤司法権は独立している。

 違憲立法審査権がある。

⑥戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認が

 定められている。

⑦自由権、生存権を基本的人権として尊重している。

⑧勤労の義務、納税の義務、

 子どもに教育を受けさせる義務がある。

「大日本帝国憲法」と「日本国憲法」とは本当に大きな違いが

ありますね。

明治維新によって成立した明治政府に対して「自由民権運動」が

おこりました。活発に運動を展開した人たちが、

民主主義と人権を求めて、憲法制定の運動を展開しました。

その声に押されて政府は憲法制定を約束しましたが、

政府だけで秘密裏につくって、天皇の名前で憲法を発布したのです。

ですから、上記した①~⑧のような性格を持つ憲法だった

わけですね。

一方、「日本国憲法」は、GHQが各政党や市民たちの手で

つくられていたさまざまな憲法改正草案を参考にして

新しい憲法草案をつくり政府に示しました。

これをもとにして新しい議会の審議を経て施行されたのです。

この2つの憲法が施行された時代背景や大きな歴史のうねりを

含めてきちんと特徴をとらえられていると、どんな方向から質問を

切り込まれても大丈夫です!

ぜひ、しっかりと頭に知識を定着させておきましょう!

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* 第5回   理科 編 * 岸本博和

理科の5回目がやってきました。
  いよいよ年末年始,もう入試も間近です。体調管理に心がけましょう。
入試は朝から行われますので,これから早寝早起きを心がけ,頭が朝から冴えるような体に仕上げていくのがいいでしょう。
  冬は空気が乾燥しますので呼吸系が荒れます。そこに気温が下がっていることによる体の活性の低下(≒免疫力の低下,回復力の低下)が追い打ちをかけ,風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
  しっかりと肉や魚,緑黄色野菜をとり,栄養面での補強が大切になります。
  それにしてもなぜこんな辛い季節に入試があるのでしょうか。昔から思っています。

と,文句をたれても仕方がないので,理科の話を進めます。
今回は,物理分野の最後,電気を取り上げます。
  電気の内容は,中学,高校,大学において学ぶ電気磁気学に連なる分野で,大事な分野でありながら多くの人が苦手とする分野でもあるのです。
ですから,せっかくの受験を利用して得意になってしまいましょう。

電気
  水は高いところから低いところに流れますが,これを水流といいます。このとき水を押し出す力が働いています。これを水圧といいます。つまり水圧がかかると,水流が生じます。そして水圧が大きいと,たくさんの水が流れ,大きな水流となります。大きな水流は,水車を速く回せます。水車が速くまわると,たとえば同じ時間にたくさんの粉をひけます。
  さて,電気には+と-があり,+から-に流れるので,これを電流といいます。このとき電気を押し出す力が働いています。これを電圧といいます。つまり電圧がかかると,電流が生じます。そして電圧が大きいと,たくさんの電気が流れ,大きな電流となります。大きな電流は,モーターを速く回せます。モーターが速くまわると,たとえば同じ時間にたくさんの荷物を運べます。
  このように電気のはなしを水のはなしに置きかえることで,小学生にも電気の性質を直感的にわかってもらうことができます。もちろん,水と電気とは別物ですから,置き換えには限度があり,本当は早い時期(といっても中学生ですが)に電力までを考えられるようになることが望ましいです。
  では,図を見てください。

 

1_4

上から順に,電池が1つ,電池が2つ直列,電池が2つ並列,となっています。
左から順に,豆電球が1つ,豆電球が2つ直列,豆電球が2つ並列,となっています。
なお,これらの豆電球はすべて同じもの,としておきます。

  回路の下の「1」や「2」という数は,直列につないだ電池の個数で,電圧を表します。電池が並列のときには,電圧は変わらないことに注意します。なお,電池を並列にすることで,長持ちするようになります。
  回路をぐるっと回っている赤や青の矢印の線は,電流のイメージです。豆電球が並列のときの線を描くときには注意が必要です。
  豆電球の横の「①」や「②」という数は,豆電球を流れる電流の大きさを表します。同じ豆電球を用いているので,電流と電圧とが比例します。ですから,先ほどの電池の個数(電圧)をそのまま電流の値として使っています。豆電球が並列のときには電流が変わらないことに注意します。また,豆電球が直列のときには,電池の個数を豆電球の個数で割っています。これは中学で習う「電流=電圧÷抵抗」の式そのものなんです。
  小学生では,豆電球を流れる電流の大きさを,明るさの目安にしています。同じ豆電球の場合,明るさと電流の大きさとは大小関係は一致するので,電流の大きさで代用するのです。

  どうですか,豆電球に親しんでもらえましたか? 電気の分野では,このほかに電磁石~モーターなども扱いますが,ややこしい計算を必要とするのは,主に豆電球です。ここを攻略できれば,ずいぶんと楽になるのです。たくさんの問題にあたって慣れてしまってください。

今月の話題:
月齢:1月4日が新月,12日が上弦の月,20日が満月です。
終わりましたが12月21日は,皆既月食でした。残念ながら,福岡では雨~曇りのため見えませんでした。次は来年12月10日です。
もう入試直前なので,星空観察は無理にしないでください。どうしても観察してみたいときには,十分暖かい服装に熱いめの飲み物も用意して,地面に発泡スチロールなどの断熱シートを敷いて行いましょう。
天気図:このところ冬型の気圧配置が多くなっています。「西高東低の気圧配置」「すじ状の雲」という言葉,聞きましたか? 天気図の日本付近の等圧線が縦の縞状になっているときは寒いんです。縞の幅が狭いときは特に要注意です。それでもときおり移動性高気圧に覆われて暖かい日もありました。小春日和といいます。それももうおしまい,これから2月にかけて本格的な冬の到来です。
年間の気温は2月が最低です。昼の時間(日の出~日の入り)が最も短くなる冬至が12月22日なので,2ヶ月ほど遅れます。
同じことが夏にもいえます。夏至(6/22)から2ヶ月ほど遅れて暑い季節がやってきます。
1日の中で,太陽が12時頃南中→気温は14時頃最高,というのとよく似ています。こういう似たような現象は,まとめて覚えておくといいでしょう。

むし:暖かい日には,ハナアブやハエが飛びまわり,この季節には数少ない花,たとえばヤツデなどの花に集まります。ヤツデの花は,ほかの花が咲いていないことをいいことに,あまりおいしくない?うすい蜜を用意してむしたちを待っています。あまりおいしくなくても,ほかにレストランが開いていないので,暖かい日には結構にぎわいます。一方,ツバキやサザンカも咲いています。こちらは,むしがあまり来ない寒いときに咲くことで,メジロなどの鳥に花粉を運ばせています。鳥たちが満足するくらいのたくさんの蜜を用意しています。

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* 第5回   算数 編 * 鍵本聡

こんにちは、鍵本です。
師走とはよく言ったもので、本当に12月というのは、
なぜだかわからないぐらい仕事が回ってきます。
かくいう僕も、教師の端くれらしく、どういうわけか次から次へと期限付きの
仕事が舞い込んできて、風邪をひく間もないほどです。
でも、こういうときこそ、毎日を規則正しく過ごして無理をしないようにしたいものです。
もうあと少しで受験のシーズンも近づいてきますが、いつもと違う過ごし方をして
体調を壊さないように、じゅうぶん注意して毎日を過ごすようにしてくださいね。

さて、今回はいくつかのかけ算がつながっている場合のおはなしです。
次の計算をしてみてください。

57×24×25=?

こんな計算式を見たときに、多くの生徒がすぐに57×24に目が行ってしまい、早速筆算を始めます。

 57
×24
-----
 228
114
-----
1368

これに25をかけ算するわけです。もちろんこれも筆算ですね(書きませんが)。

でも、この問題、計算を始める前に、ほんの少し考えてみましょう。
かけ算というのは、どの順番でやっても答えは同じです。
だったら、計算がラクな順番にやったほうがいいですね!

具体的には、前回やった(4の倍数)×(25の倍数)を使うと、
先に24×25をやったほうがラクそうです。

24×25
=6×4×25
=6×100
=600

これなら暗算ですね。しかも57×6もそんなにややこしい計算じゃなさそうです。
よって、この計算をさっとやるためには、順番を換えたらいいわけです。

57×24×25
=57×(6×4×25)
=57×600
=34200

という感じです。簡単でしょ?
こんなふうに、かけ算がいくつかつながっている場合には、計算を始める前に少し順番を考えましょう。

もう1問、練習です。次の計算を、できれば暗算でさっとやってみてください。

72×27×125=?

これも同じように、かけ算しやすそうな2つを見破りましょう。
72=9×8ですから、72×125を先にやるほうがラクそうです。

72×27×125
=(72×125)×27
=(9×8×125)×27
=9000×27
=243000

となります。見かけはすごいですが、実際の計算は9×27だけですので、
暗算でも難なく答えが出てきます。

算数の計算に限らず、ある仕事をするときは、まず手順を先によく考えましょう。
人生の鉄則ですよ。良いお年をお迎えくださいね!

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* 第5回   国語 編 *  早瀬律子 

12月に入りいよいよ本格的な寒さがやってまいりました。

北風がぴゅ~っと吹くと、冷たさが身にしみます。

受験生の皆さんもいよいよ本番へ向けてのラスト・スパートの時期ですが

どうかくれぐれも体調管理を万全に行って、元気にこの師走を

乗り切って下さい!

さて、今回は、「記述式問題」を解くコツをお伝えします。

国語の読解を苦手とする受験生に多いのが、テストのときに、

「記述式問題」の解答欄を空白にしてしまう・・・というケースです。

「記述式問題」の解答欄って、他の設問形式のものよりも

大きいんですよね。ですから、そこを空白にしてしまうと、

テストの解答用紙が、なんとなくガラ~ンとした感じになってしまいます。

それはきっと、

   「何を思考したらいいのか」

   「どのように書き表したらいいのか」がわからないからだと思います。

そこで、今回は、「記述式問題」を解く手順とコツをお伝えしますので

ぜひ活用して解答欄を空白にすることなく、自分の力で書いてみて下さい。

まずは手順です。

①何と言っても、答案を書く前に問題文(本文)を正確に

 読んでおく必要があります。解答するときには、問題文に書かれている

 内容を根拠にして書かなければいけませんので、きちんとした

 読み取りをして下さい。

      ↓

②設問が何を要求しているのかをしっかりつかみます。

 つまり、「何を答えるべきなのか」ということを正確にキャッチする

 ということです。

 例えば、「物語文」の読解問題であれば、「気持ち」を聞いているのか

 「理由」を聞いているのか、あるいは、「状況」の説明を求められているのか

 ・・・それぞれによって答えるべきことは変わってきます。

      ↓

③どんなことをポイントに書きまとめるのかを考えます。

 まずは、問題文のどの部分にその答えのヒントが書かれているのか

 を探し出して下さい。

      ↓

④探せたら、そこの部分に印をつけておきます。

      ↓

⑤今度は、そこの部分に書かれている文章で、解答するときに

 そのまま説明に使える文章に線を引いておきます。

      ↓

⑥最後に、その文章を使いながら書きまとめていきます。

例えば、登場人物の「気持ち」を聞かれている設問が出題されたと

します。そこで、その人物が「悲しい気持ち」というのがわかったとき、

その「悲しい気持ち」ということだけを書いても高得点は期待できません。

大切なのは、「悲しくなった事情」もきちんと説明することです。

その手がかりは、必ず問題文に書かれていますので、その文章を

材料として使います。

「こんなことはわかりきったことだからいいや・・・」と思っても、

文章のまとまりの上で必要であればその説明を丁寧に

書くことが大切です。

自分独自の考えを書くのではなく、すべて問題文の内容から

引っぱってきて書くようにして下さいね!

手順はわかりましたか?

それでは、解答するときの注意事項をここでちょっとお伝えしておきますね。

①「~である」調を使って書く。

 国語の読解問題の記述には、「です」「ます」で書くよりも

 「~である」調を使った方がいいです。

②重要なポイントはすべて書く。

 必要なポイントは一つとは限りません。

 説明に必要なことが文章にいくつか書かれていたら、そのポイントを

 すべて解答に組み入れて書いて下さい。

③文字数に制限がある場合、その指定字数の8割以上は書くように

 して下さい。字数をオーバーしても大きなマイナスになりますし、

 逆に少なすぎてもマイナスになります。

④書いたら必ず一度は読み返してへんな文章になっていないかを

 確認して下さい。

 文章を書いているときは、夢中になっていて自分の文法的な

 ミスに気づきません。ですから、書き終わったら改めて読み、

 きちんとした文章をかけているかどうかを確かめて下さい。

 特に、・かなづかい

     ・漢字(間違えて書いていないかどうか)

     ・句読点

     ・主語と述語のつながり

 などをきちんと確認してもし、「へんだな・・」と思ったら書き直しましょう。

以上のことを念頭に置いてぜひ「記述式問題」にチャレンジしてみて

下さい。

「記述式問題」を解答するときというのは、特別なことを思考する

必要はないのです。(独自の考えは要求されません)

問題文(本文)に書かれている内容にそって設問の要求していることを

きちんと解答すればいい!ということなのです。

これからは、この手順とコツで、「記述式問題」の解答欄を

バッチリ埋めて下さいね!

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